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IT業界で、新入社員を育てる方法
<IT技術の処方箋:IT業界で、新入社員を育てる方法> 今年も多くの新入社員が私の会社に入ってきました。 ハツラツとして、初々しいです。 実は、新入社員をうまく育てるコツがあります。 ズバリ、「できる経験をさせること」なのです。 IT技術(システム)というのは難しい印象がありますが、 新入社員には、まずは簡単なプログラムや設定を教え、 「できる喜び」「動く喜び」を与えるのです。 「自分がつくったプログラムが動く」という経験、 これは、嬉しいですよ。ほんとに。 人間の心理とは都合よくできているもので、 できる経験をすると、自己肯定的になることができます。 何回も何回も「できる経験」を積ませる。 そうすると、自己肯定的な価値観を長く持つことができ、 難しい問題が発生しても、勝手に「自分はできる」という心理が働いて、 積極的に解決に向かうのです。 もし、これが自己否定的な価値観を持ったまま問題に向かった場合では、 正反対の結果が出る可能性が高いのです。 「できる経験」が自己肯定的な価値観を生む例として、 「100マス計算」というものがあります。 この「100マス計算」を小学校で徹底的にやると、 その学校では、東大合格者が続出してしまう。 はっきり言って「100マス計算」のやり方がわからない人はいません。 やり方は簡単です。何回もやるとタイムがどんどん早くなります。 だから、何回やっても「できる経験」を積むことになるのです(笑)。 すると、自己肯定的な価値観を持ち、勉強に対して積極的になる。 そんな深層心理も埋め込む仕組みもあるのです。 さあ、あなたの会社にも新入社員が入ってきましたね。 難しいシステムを、さらに判り難く教えて叩くより、 難しいシステムを簡単に教えて伸ばしてみませんか。
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