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Oracleのログイン、起動停止、アラートログを知っておく

<概要>

インストールは終了しましたか。
インストール直後は、データベースは起動しています。

まずは、データベースのログイン、起動停止方法を覚えておきましょう。
ここでは、停止方法を2つ、起動方法を2つ覚えておきます。


バックアップの観点からは、この2つで十分でしょう。
そして、何かあったときは、アラートログを見る。そんな癖をつけておくと怖くありません。

では、いってみます。

<1.コマンドモードの起動方法>


Windowsの「スタート」→「ファイル名を指定して実行」
を選らんで、cmd と入力して、OKを押してください。


コマンドプロンプトが起動します。
そこで、以下のように入力してみてください。


>sqlplus sys/password as sysdba
(passwordは、各自がインストール時に設定したもの)


ちなみに、クライアント(インストールしたマシン以外)からの接続は、
>sqlplus sys/password@servicename as sysdba

※servicenameは各自が設定したものになります。


↓こんな画面が出てくれば成功です。
SQL>

<2.停止方法>

●通常の停止コマンド
 SQL> shutdown immediate
 
 現在接続されているセッションをすべて強制切断し、トランザクションをロールバックして、データベースを停止します。
 ロールバックするので、データベース内の整合性がとれて停止するので、起動の時に問題がおきません。
 通常の停止や、バッチに組み込む場合は、このコマンドです。


●緊急時の停止コマンド(どうしようもない時に使用)
 SQL> shutdown abort

 データベースを即時停止します。したがって、ロールバックもしません。
 次回起動時に、データベースの整合性をとって、起動します。万が一、整合性がとれないと再起動できなくなります。
 (私は、一回、これではまりました)

<3.起動方法>


●通常の起動方法
SQL> startup

一般ユーザーが、データベースを使用できるようになります。
データベースがオープンになっていると言います。


何故オープンかって? 以下のSQLで確かめてみましょう。
SQL> select status from v$instance
OPEN


下で述べますが、この段階では、
アーカイブログモードの設定、REDOログファイル、データファイルの変更が
できません。


●マウント状態の起動方法 (1回シャットダウンしてから実行してくださいね)
SQL> startup mount


では、上にならって、DBの状態をみてみましょう。
SQL> select status from v$instance
MOUNTED


このマウント状態(MOUNTED)とは、どういう状態なのしょうか?


オラクルの起動は、
初期設定ファイル
コントロールファイル
REDOログファイル
データファイル
という4つのファイルが最低必要になってきます。


起動時に読み込む順番も決まっていて、

初期設定ファイル

コントロールファイル

データ・REDOログファイル


初期設定ファイルには、コントロールファイルの場所が記述されています。
コントロールファイルには、データファイルとREDOログファイルの場所が
記述されています。


こうやって、順番にファイルを読み込んでいくわけですが、
MOUNTED 状態とは、コントロールファイルまで読み込んでいる状態です。


このへんのアーキテクチャーは、おいおい勉強していきますが、
次のページで「マウントでの起動実験」をしていますので、参考にしてください。


●マウント状態から、通常の起動状態へ
 SQL> alter database open


マウント状態から、一般ユーザーの使用可能な状態にデータベースを変更します。
この段階で初めて、データやREDOログファイルまで読込ます。


だから、この段階でREDOログファイルや
データファイルが所定の場所に存在しないと起動に失敗します。


最後に、ステータスを確認してみましょう。
SQL> select status from v$instance
OPEN


ね。ちゃんと起動していますね。

<4.アラートログ>

オラクルで色々な作業をしていて、何かエラー等が発生した場合は、アラートログをはきます。
なにか、うまくいかない場合は、まずはこのファイルをチェックしてみましょう。


<私の場合>
C:\oracle\product\10.1.0\admin\orcl\bdump\alert_orcl.log
にありました。


alert.log という名前で記録されていますので、見つからない場合は、検索してみましょう。


●その中身は、いわゆる
ORA-XXXXというエラーなどやメッセージが入っていますので、
そのログを確認しながら、トラブルには対処していきましょう。
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