IT技術の痒い所に手が届く

詳細

×閉じる

仕事が終わらないのに定時で帰る部下

残業しろと言いたいけど・・・

何か成果物を求められる仕事、
レポートでもいいし、アプリでもいいですが、
チームでやっている人は多いですよね。

そんな仕事で、アナタがリーダーになって、
こんな問題がおきませんか。

仕事が終わらないのに定時で帰る部下

そうですね。最近の風潮として「残業」も言いにくい。
リーダーは悩んでいます。まだ仕事があるのに・・・・

さて、どうする?
読者からの意見を募りました。

アンケート結果と部下の権利?

まずは、こんなアンケートしてみました。
質問と結果をご覧ください。

<質問>
仕事があるのに「定時なので」と帰る部下。対処案ありますか?

・部下の権利なので対処してはいけない (23.6%)

・何で帰るの?と聞くぐらい (15.1%)

・自分なりの対処案がある (31.4%)

・そのほか (29.8%)

定時で帰るのは部下の権利という意見も多かったのですが、
実は、部下にそんな権利はないですよ

まずは、大前提の確認です。 総務からのお便り紹介します。

【総務部の読者から】
私は20年位前に社労士の試験に合格し、
今まで総務として働いてきた者です。

法律上の話ですが、上司(リーダー)からの残業指示は、
正当な会社からの業務命令であり、部下が断るには正当な理由が必要です。

このケースでは、部下は「もう定時ですから」という 理由になっていない理由で帰っています。
仮に上司から「残業して下さい」という業務命令を口頭でも出していた場合は、
業務命令違反で、就業規則の有る会社なら、 懲戒処分の対象となる可能性が高いです。

また正当な理由とは、育児介護や体調不良など、ものすごくざっくり言うと、
それならば仕方ないね、となるものです。

「定時ですから」では 正当な理由にはなっていません。
なので自分なりの対処法ではなく、
法律上当然に、 業務に必要と上司が判断すれば、
残業命令を出すべきと私は考えています。

技術者が多い中、総務視点のご指摘、 非常に嬉しいです。ありがとうございました。
ここを勘違いしている人が多いのですが、
残業命令に対して、(正当な理由無く) 部下に断る権利はない

ただし、会社側には 36協定や残業上限の設定を守る義務がある

まずは、この大前提を押さえてください。
その上での話です。

そもそも定時で帰ることは問題か?

そもそも、定時帰り自体は、何も問題ない。
問題は、やるべきことをやらないで帰ること。

では、やるべきこととは?

成果物のある仕事はゴールがあって、今日ここまでやるのマイルストーンがある。

そのマイルストーンがない、もしくは、 その認識の合意に甘さがあると、
部下は「ここまで終わった」と思い、 アナタは「ここまで終わってない」と思う。

それを帰り間際に聞いたりするから(気持ちはよーくわかるけど、笑),
「えっもう帰るの?」と言いたくなるわけで、問題は、その認識のズレなんですよ。

それが、ほぼ全てですよ。

ただし、言うまでもないですが、 「ここまでやる」の合意があるのに、
やらないで、かつ何も言わずに帰ったら、 そりゃ、別の大問題ですからね。

読者から有効な解決策を頂いています。

【読者から】
進捗を主眼におくと、作業開始時に、 計画(WBS)を説明して、
マイルストーンとクリティカルパスを明確にする。

それをもとに、毎日チェック、週末前に、 クリティカルパスを達成できるかどうかを確認。
達成が心配なら、 残業および休出の申請をするように指導。

計画を明示して、変更が発生したら、 その都度、変更について説明・周知の上、
問題がないかどうかを確認しながら、
自分のチームが担当しているところに 日程感を意識してもらう。

コストとそれまでの実績生産性や 個人の能力などを踏まえて、
対策を打っていくような感じでしょうか。

「徹底的に話し合う」との意見も多いですが、具体的には何を話し合うのか?

法律論や雰囲気とか、仕事とプライベート論や残業の疲れとか、
そんな話し合いは二の次にしましょう。

第一にすべきは、具体的な日々の今日ここまでやる認識を合わせること。
ただし、そこには柔軟性があってもいいわけで、部下として、こんな心構えがあるといい。

【読者から(部下として)】
(やるべき)仕事があるのに定時で帰る時は、 残りの対応期限を確認し、
進捗度を報告してから帰宅します。

リーダから見て、 自分の見積もりが甘くないかチェックしてもらい、
甘そうなら、残業できそうな日や、他タスク、 スケジュールを調整してもらいます。

そうですね。
急に旧友と会いたくなる場合もあるでしょ。
いくら「今日ここまでやる」を合意しても、そこは柔軟性がほしいものです。

うまく回っているチームは、鉄の合意と柔軟性をもつのかな。
以上が、読者さんから寄せられた基本的な対処方法でしょうか。

何か参考になれば。

ではでは、またお会いしましょう。
ありがとうございました。

Copyright(c) 2005-2021 SearchMan Sato . All Rights Reserved. 特定商取引に基づく表示