クラウドで 伸びる人沈む人 |
|
|
|
Apache(httpd)でホームページ(Web)関連の設定を行うNo1(文字化け)
<概要> FedoraCore4のインストールをして、Web(Apache)のインストールはできましたか? でも、このままでは、まだまだ使えません。 ここでは、色々な設定を行って、より使いやすくしていきます。 ではいってみます。 <所有者(オーナー)の変更> ホームページのファイルを格納するディレクトリがあるのですが、そのディレクトリの所有者が管理者(root)になっています。 管理者のままでは、不便ですので、まずこの所有者を変更します。 所有者を変えておけば、FTPでファイルのやりとりが自由になりますね。 FTPソフトで、/var/www/html にファイルを置いてみてください。 そうすると、http://192.168.0.102/ファイル名 でそのファイル(ホームページ)が表示されるはずです。 ※ 192.168.0.102 は、私のサーバーのIPアドレスので、適宜変更してください。 <実行例:所有者(オーナー)の変更> # chown webuser html ←/var/www/html(ホームページ格納ディレクトリ)の所有者をwebuserに変更した <Apache(httpd)設定ファイルのバックアップをする> Apache(httpd)の設定変更は、/etc/httpd/conf/httpd.conf ファイルを変更します。 このファイルを変更する前に、まずは、このファイルのバックアップをとっておきましょう。 万が一、変更した設定ファイルがおかしくなっても、バックアップさえ取ってあれば、元に戻せるからです。 <実行例:Apache(httpd)設定ファイルのバックアップをする> # cp httpd.conf httpd.conf.org ←コピーコマンド(cp)でバックアップ完了 <任意のIPアドレスだけ、アクセスを許可する> 任意のIPアドレスからだけ、アクセスを許可することができます。 一般にホームページは公開原則ですが、ローカルだけで閲覧したいとか。 そんな時に、この設定を使います。 一番大事なポイントは、 設定ファイル(/etc/httpd/conf/httpd.conf)に、 Order allow, deny と書かれていますが、この意味をよく理解しましょう。 これは、許可・不許可の順番です。 通常、ある特定のIPからの許可をする場合は、後に書かれてあるほうが優先されます。 以下の例では、ローカルだけからのアクセスを許可したいので、 Order deny, allow にしました。 これにより、まず全てのアクセスを禁止。その上で、ただし、ローカルだけは許可。 という設定になります。 <実行例:任意のIPアドレスだけ、アクセスを許可する> <Directory "/var/www/html"> ・・ 中略 ・・ Order allow,deny Allow from all </Directory> ↓変更 <Directory "/var/www/html"> ・・ 中略 ・・ Order deny,allow deny from all ←全てのアクセス禁止 allow from 192.168.0. ←(192.168.0.* )ローカルだけからのアクセスは許可 </Directory> <字化けの現象を確認する> FTPでファイルを表示した人は、すでにおわかりかもしれませんが、 今の設定のままでは、ホームページ上文字化けをおこします。 ためしに、以下をコピペして、aiueo.html を作成し、/var/www/html/ にファイルをいれて、 アクセスしてみましょう。 ---------------------aiueo.hmlt------------------------ <html> <HEAD> <META http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS"> </HEAD> あいうえお </html> ------------------------------------------------------ 下の画面にあるように、文字化けしてしまいます。 <画面:文字化けの現象を確認する> <字化けを修正する> この原因は、設定ファイル(/etc/httpd/conf/httpd.conf)で、 文字の設定が、デフォルトでUTF−8になっているからです。 そのデフォルト設定を無くせば、解消します。 (よくわからなくても、下記のとおり設定する大丈夫です) 再起動後、 ホームページを見てみましょう。 ※注意 ブラウザは、前の文字コード情報を覚えているので、そのまま再読込だと文字化けが解消されません。 一度、全部のブラウザを落とすか、上記ファイルを別名で保存して、アクセスすると、 うまく表示されるはずです。 <実行例:文字化けを修正する> AddDefaultCharset UTF-8 ↓変更 #AddDefaultCharset UTF-8 [root@www html]# /etc/rc.d/init.d/httpd restart ←再起動 httpd を停止中: [ OK ] httpd を起動中: [ OK ] <画面:文字化けを修正する> |次へ|
|