クラウドで 伸びる人沈む人 |
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サーバー運営:複数の独自ドメインを取得して、バーチャルホストで運営するための手順
<概要> 私は、固定IPアドレス1個に対して、複数の独自ドメインをバーチャルホストで運営しています。 その手順を書いてみます。 ・WEBにアクセスするためのユーザーとディレクトリの作成(初期だけ、ドメインのさらなる追加時には必要ない) ・独自ドメインでWEBにアクセスできるための設定 ・ローカルPC(LAN内)から、独自ドメインでWEBにアクセスするための設定 ・独自ドメインでメール送受信できるための設定 言ってみれば、ここまでFedoraCore4の応用編の総復習です。 じつは、これがやりたいために、応用編を書きました。 では、いってみます。 <1.WEBにアクセスするためのユーザーとディレクトリの作成> ホームページは、上位ディレクトリへのアクセスを制限したFTPユーザーがおもに更新します。 しかしながら、Webのデフォルトディレクトリは、/var/www/htmlですので、 このデフォルトディレクトリを変更する必要があります。 ここでは、/home/webuser/html/ をWEBのディレクトリにして、 webuserがホームページのメンテをするとします。 ユーザー作成は、こちらを参照。 <WEBにアクセスするためのユーザーとディレクトリの作成> <2.独自ドメインでWEBにアクセスできるための設定> 前に勉強した自前のバーチャルWEBサーバー を使います。 www.xxx-yyy.com の独自ドメイン を運用するとします。 以下の4行を、設定ファイルに追加するだけですね。 <VirtualHost *:80> DocumentRoot /home/webuser/html/xxx-yyy ServerName www.xxx-yyy.com </VirtualHost> そして、/home/webuser/html/xxx-yyy ディレクトリをつくります。 <独自ドメインでWEBにアクセスできるための設定> <3.ローカルPC(LAN内)から、独自ドメインでWEBにアクセスするための設定> 前に勉強したBindの設定 を使います。 xxx-yyy.com ドメインにローカルPCからアクセスできるようにします。 ・設定ファイルにzone を追加。 ・zone ファイルの作成 ・再読込、起動 という手順です。 <ローカルPC(LAN内)から、独自ドメインでWEBにアクセスするための設定> # vi /var/named/xxx-yyy.com.db ←上記で指定したファイル $TTL 86400 @ IN SOA host.searchman.info. root.searchman.info.( 2005092400 ; Serial 28800 ; Refresh 14400 ; Retry 3600000 ; Expire 86400 ) ; Minimum IN NS ns.xxx-yyy.com. IN MX 10 mail ns IN A 192.168.0.102 mail IN A 192.168.0.102 www IN CNAME ns
<独自ドメインでWEBにアクセスできるための設定> <5.メール転送などの設定(おまけ)> メールを転送などしたい場合は、 /etc/aliases ファイルを編集します。 aaa: webuser bbb: xxx@a.com #newaliases で再読込 上記設定で、 aaa@xxx-yyy.com → webuser@xxx-yyy.com bbb@xxx-yyy.com → xxx@a.com に転送されます。 |前へ|
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