クラウドで 伸びる人沈む人 |
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Mail:送信メールサーバー(Postfix)をつくり、メールの送信の準備をする。
<概要> ここからメールサーバーの話になります。 メールは、送信メールサーバーと受信メールサーバーの二つをつくる必要があります。 送信メールサーバーは、sendmailとpostfixが有名です。 sendmailの占有率が高いようですが、postfixのほうが、設定も楽だしセキュリティも高いようですので、postfixを選びます。 注意) Fedora Core4では、sendmailが初期状態で入ってます。ここの工夫も必要ですね。 送信メールサーバーは、SMTPというプロトコルを使うので、SMTPサーバーともいいます。 では、いってみます。 <1.Postfixのダウンロードとインストール> Postfixのダウンロードとインストールを行います。yumコマンドで一発です 成功確認もしておきましょう。 (↓Postfixのインストール画面) <Postfixのインストール画面> [root@host root]# /etc/rc.d/init.d/sendmail stop←一応、今動いているsendmailを止めましょう sendmail を停止中: [ OK ] sm-clientを停止中: [ OK ]←今動いてなければ、失敗と出るかもしれませんがそれはそれでOK [root@host root]# yum -y install postfix←postfixのインストール ・・中略 Finished Transaction Test Transaction Test Succeeded Running Transaction Installing: postfix ######################### [1/1] Installed: postfix.i386 2:2.2.2-2 Complete!←成功 [root@host root]# # yum clean packages ←パッケージの削除 Cleaning up Packages 1 packages removed [root@host var]# ls /etc/postfix/←成功すると、/etc/postfixというディレクトリができます LICENSE generic makedefs.out postfix-script TLS_LICENSE header_checks master.cf relocated access main.cf post-install transport canonical main.cf.default postfix-files virtual <2.送信メールサーバーを切り替える> sendmailとpostfixの2つのメールサーバーが登録されているので、postfixを普段使うメールサーバに設定変更します。コマンドは、alternatives --config mtaを使います。 mta(意味):Message Transfer Agent (インターネット内で電子メールを配送するソフトウェア) (↓メールサーバーを切り替える) <送信メールサーバーを切り替る> [root@host root]# alternatives --config mta←mtaを切り替える2 プログラムがあり 'mta' を提供します。 選択 コマンド ----------------------------------------------- *+ 1 /usr/sbin/sendmail.sendmail 2 /usr/sbin/sendmail.postfix Enter を押して現在の選択 [+] を保持するか、選択番号を入力します: 2←2(postfix)を選ぶ [root@host root]# alternatives --config mta←もう一回調べてみよう 2 プログラムがあり 'mta' を提供します。 選択 コマンド ----------------------------------------------- * 1 /usr/sbin/sendmail.sendmail + 2 /usr/sbin/sendmail.postfix←+がpostfixに移動したのが確認できましたね。そのままリターン <3.クライアントPCと特定のIPアドレスからメール送信できるようにする> postfixのデフォルトだと、メール送信ができません。ひとまず、クライアントPCと特定のIPアドレス(例えば、会社や出先) からメールの送信をできるようにします。 注意) 特定のIPアドレスから、メール送信できる設定はくれぐれも注意してください。 不用心にIPアドレスを許可すると、SPAMメールなどに利用されてしまいます。 ●ポイントは、3ヶ所です。 ・1ヶ所目 postfixの設定ファイル(/etc/postfix/main.cf)の inet_interfaces = allの記述を有効 ・2ヶ所目 mynetworks = にローカルのIPアドレスと特定のIPアドレスを記述 することです。 ちなみに、ローカルのIPアドレスは、 192.168.0.0/24 で記述しました。 これは、192.168.0.0/255.255.255.0 と同値で、 これは、192.168.0.* のIPアドレスを示します。 興味のある方は、ネットマスクでググルとたくさん出てきます。 ・3ヶ所目 mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, localhost, $mydomain, *****に、受け入れるドメインを書きます。 これは、例えば、ネームサーバーで aaa.com → このサーバーのグローバルIPアドレス と設定された場合、aaa.com のドメインでメールを受信することを許可する場合に、この設定を行います。 (↓送信メール許可ネットワークの設定) <送信メール許可ネットワークの設定> [root@host root]# vi /etc/postfix/main.cf←postfixの設定ファイルを編集します・・ <中略> 1ヶ所目 #inet_interfaces = all #inet_interfaces = $myhostname #inet_interfaces = $myhostname, localhost inet_interfaces = localhost ↑のような設定のはずです。 ↓に書き換えましょう。 inet_interfaces = all ←ここのコメントアウトを外す #inet_interfaces = $myhostname #inet_interfaces = $myhostname, localhost #inet_interfaces = localhost ←ここはコメントアウト ・・ <中略> 2ヶ所目 #mynetworks = 168.100.189.0/28, 127.0.0.0/8 ↓変更 mynetworks = 168.100.189.0/28, 127.0.0.0/8, 192,168,0.0/24, xxx,xxx,xxx,xxx ←xxx.xxx.xxx.xxxは許可したいIPアドレス ・・ <中略> 3ヶ所目 mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, localhost, $mydomain, aaa.com←aa.comというドメイン許可 編集したら、保存 <4.送信メールサーバーの起動と自動起動の設定を行う> いつものように、起動と自動起動の設定を行います。(↓送信メールサーバーの起動と自動起動の設定を行う) <送信メールサーバーの起動と自動起動の設定を行う> [root@host root]# /etc/rc.d/init.d/postfix start←posffixを起動するpostfix を起動中: [ OK ]←成功 [root@host root]# chkconfig postfix on←posffixの自動設定起動をオンにする [root@host root]# chkconfig --list postfix←3番目がオンなので自動起動します postfix 0:オフ 1:オフ 2:オン 3:オン 4:オン 5:オン 6:オフ <5.Sendmailのアンインストール> 不要になったSendmailは、念のためアンインストールしましょう。(↓送信メールサーバーの起動と自動起動の設定を行う) <Sendmailのアンインストール> [root@host root]# yum remove sendmail ←アンインストール開始Setting up Remove Process Resolving Dependencies --> Populating transaction set with selected packages. Please wait. ---> Package sendmail.i386 0:8.13.4-2 set to be erased --> Running transaction check Dependencies Resolved ============================================================================= Package Arch Version Repository Size ============================================================================= Removing: sendmail i386 8.13.4-2 installed 1.3 M Transaction Summary ============================================================================= Install 0 Package(s) Update 0 Package(s) Remove 1 Package(s) Total download size: 0 Is this ok [y/N]:y ←yをいれてEnter Downloading Packages: Running Transaction Test Finished Transaction Test Transaction Test Succeeded Running Transaction warning: /var/log/mail/statistics saved as /var/log/mail/statistics.rpmsave Removing : sendmail ######################### [1/1] Removed: sendmail.i386 0:8.13.4-2 Complete! ←完了 |