Tomcatディレクトリ構造
Tomcat(トムキャット)とは何か?
JDKもインストールした。
Tomcatもインストールした。
「さあ、開発だ!!」・・・・でもちょっとまったあ。
開発前に、理解して欲しいことがあります。
それが
Tomcatのディレクトリ構造(実は、けっこう複雑)。
ディレクトリ構造を理解しないままServlet/JSPの開発すると、
どこに何があるのか?ほとんど意味不明になってしまいます。
今、ディレクトリ構造を理解しておくと、
後で楽になる。
少し苦しい場面もありますが、我慢してみていきましょう。
Tomcatのルートディレクトリ
本テキスト通りに
Tomcatをインストールすると、
以下のディレクトリが作成されます。
特に大事なのは、上記三つのディレクトリですが、
各ディレクトリに存在する
ファイル
を説明しておきますね。
- bin:実行ファイル
- conf:設定ファイル
-
lib:APIファイル(TomatのデフォルトAPI)
- logs:ログファイル
- temp:一時ファイル
-
webapps:プログラムファイル(アナタはここにファイルを作る)
- work:作業ファイル
この中で、最も重要なのはwebappsディレクトリです。
webappsディレクトリ
webappsが最も重要と言いましたが、その理由は、
ここに、アナタのプログラムを作るからです。
言い換えれば、アナタは、ここにフォルダを作りプログラムを入れて、
WEBアプリを作ります。
では、webappsフォルダを開けてみてください。
まずは、Tomcatのサンプルを参考にします。
※余談ですが、 webapps 以外の任意の場所に
Webアプリのディレクトリを作成したい場合は、
conf\sever.xml を編集する必要がありますが、ここでは割愛します。
Tomcatサンプルディレクトリの構造
さらに、examplesを開きます。
WEB-INFがありますね。
実は、このディレクトリが特別な意味を持ちます。
さらに、WEB-INFを開きます。
結論から言えば、WEB-INFディレクトリの中で重要なのは
classes,
web.xml,
libです。
- classes:プログラムの配置場所
- web.xml:設定ファイル
-
lib:プロジェクトが使うAPIの配置場所
まずは、上記の三つを意識しましょう。
Tomcatサンプルを動かす
上記を意識しつつ、Tomcatサンプルを動かしてみましょう。
Tomcatを起動して、以下のURLにアクセス。
http://localhost:8080/
Tomcatのサンプル画面が出ますので、Examplesをクリック。
Servlets Examplesをクリック。
色々なサンプルがありますが、Hello WorldのExcuteをクリック。
Hello Worldがでてきましたね。
TomcatのURLとディレクトリの関係
さて、問題は、この時のURLとディレクトリの関係です。
URLは、以下ですね。
http://localhost:8080/examples/servlets/servlet/HelloWorldExample
このURLのクラスは、以下のディレクトリにあります。
C:\tomcat9\webapps\examples\WEB-INF\classes
\HelloWorldExample.class
URLとディレクトリは、以下の関係で対応しています。
servlets/servlet↔WEB-INF\classes
なんだか、ややこしい(苦笑)ですね。でも、慣れてきますので、
こんな感じで、ディレクトリとURLが対応していると理解しておきましょう。
Tomcatのディレクトリ構造まとめ
以上、Tomcatのディレクトリ構造をまとめです。
-
Tomcatで一番重要なディレクトリはwebapps
-
webapps配下のディレクトリに、アプリを配置
-
アプリ配置時は、WEB-INFディレクトリを作る
-
WEB-INFには、lib,web.xml,classesを作る
やっぱり、ややこしいですね(苦笑)。 次回は実際に、
Tomcatアプリを作り配置し、HelloWorldを動かします。
一回動かせば、慣れてきます。
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