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EclipseでHelloWorld

最も簡単なプログラムを動かす

Eclipseのインストールも終わった。環境設定も終わった。
次は、基本的な使い方を、簡単なプログラム(HelloWorld)を作りながら覚えます。

HelloWorld自体は、JDKをインストールした時に手作業で作ってみましたね。
その時と同様の作業を行うのですが、今度はツール(Eclipse)で作ってみます。

ツールを使うと楽さが実感できますよ。

プロジェクトやパッケージを理解しておく

プログラムのソースを書く前に、プロジェクトとパッケージの指定が必要ですが・・・・

えっ、プロジェクトとパッケージって何?
って話ですね。

この概念がわからず、つまってしまう人が多いので、
まずは、次のように、理解しておきましょう。

プロジェクトとは

プロジェクトとは、いくつかのプログラムをまとめたもの
そのまとめる単位は、 一般的なプロジェクトと同義と思ってください。

例えば、「予約管理システム開発」プロジェクトだったら、
予約管理のプログラムの集まりがプロジェクト、みたいな。

今回は、とりあえずtest プロジェクトを作っていきます。

パッケージとは

いくつかの参考書には、 ちょっと難しいことが書いてあります。
例えば、いきなり 「パッケージは名前空間をまとめる」とか、
「パッケージを作ると、クラスの持つ意味がわかりやすい」とか。

まあ、確かにそうなのですが、初心者には意味不明ですよね(苦笑)。

特に「名前空間」って何?って思うし。

「パッケージ」はもともと崇高な理念があるので、
上記の例は、その崇高な部分を説明してしまったのでわかりにくいのですが、 実は、もっと簡単です。

「パッケージ」って、 ぶっちゃけ「フォルダ管理」のことです。

プロジェクトを決めた後、当然ながら、プロジェクトは細分化されますよね。
例えば、「予約管理システム」のプロジェクトのうちの「メールシステム」とか。

その時、プロジェクトを小分けにして、フォルダ管理するでしょ。
それを、パッケージと呼んでいるだけです。

で、世界で唯一のパッケージにするために、
大抵はドメイン名を利用して、 パッケージを作るのが常識となってる。

まあ、そんな話です(笑)。なので、難しく考えなくてOKです。

プロジェクトを作る

「ファイル」→「新規」→ 「プロジェクト」を選びます。

新規プロジェクトの選択

「Java」→「Javaプロジェクト」を選び、「次へ」をクリック。

新規プロジェクトのウィザードを選択

プロジェクト名に「test」を入れて、「完了」をクリック。

新規プロジェクトのウィザードを選択


※この画面が出てきたら、 「作成しない」をクリック。

パースペクティブを開きますか


フォルダーを確認してみましょう。

testプロジェクト

「test」プロジェクトが出来ましたね。

パッケージを作る

パッケージを作ります。

srcに右クリックをあて、Ctrl+n
(Ctrlnボタンを同時に押します)

新規パッケージの選択

※[右クリック]→[新規]→[その他]でも同様です。

「Java」→「パッケージ」を選び次へ。

Javaパッケージの選択

パッケージ名は何でもいいのですが、一般的にはドメインの逆、
私の場合なら 「info.searchman 」でしょうか。(初心者は、同じでいいですよ)

名前を入れて、「完了」をクリック。

Java新規パッケージ

Eclipseの画面を確認してみましょう。

パッケージが出来た

「info.searchman」パッケージ(フォルダ)が出来ましたね。

クラスを作る

パッケージ「info.searchman 」に右クリックをあて、Ctrl+n

新規クラスの選択

※[右クリック]→[新規]→[その他]でも同様です。

「Java」→「クラス」を選び次へ。

Javaクラスの選択

名前に「HelloWorld 」を入れ、 「完了」をクリック。

Java新規クラス入力

※HelloWorldの大文字と小文字を間違えないように。

HelloWorld.java(空のプログラム)が出来ましたね。

空のHelloWorld.java

ちなみに、 ワークスペースディレクトリ
test フォルダが出来ているのを確認できます。

ワークスペースディレクトリ

エクスプローラで確認できます。

さらに「src」→「info」→「searchman」とクリックすると、
ソースコードが確認できますね。

ソースコードファイル

一回「test」に戻り 「bin」→「info」→「searchman」とクリックすると、
クラスファイルが確認できますね。

クラスファイル

こんな感じで裏で、
Eclipseがフォルダやファイルを自動で作ってくれています。

HelloWorldのソースを書く

いよいよ、 HelloWorldの中身を書きます。
以下を、HelloWorld.javaにコピペしましょう。

            
package info.searchman;

public class HelloWorld {
  public static void main(String args[]){
    System.out.println("HelloWorld");
  }
}
          
          

「HelloWorld.java」の全てに上書きしてください。

HelloWorldのソース

ソースのコピペが終わったら、 「Ctrl+S」で保存 しておきます。

HelloWorldの実行

さあ、実行 です。

HelloWorld.javaに右クリックをあてて、 「実行」→「Javaアプリケーション」。

HelloWorldの実行

※もしくは、この 「実行」アイコン。

実行アイコン

コンソール画面で「HelloWorld」とでてきましたね。

コンソール画面で「HelloWorld」

無事に動きましたか?
わからなかったら質問してくださいね。

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