SpringでHelloWorld
Javaの最もメジャーなフレームワーク(Spring)を動かす
Javaの開発には、様々なフレームワーク
が提供されています。
有料・無料ありますが、いずれにしてもフレームワークは、
開発をより簡単にするための処理(API)が実装されたシステムですが、
現在、最も有名なJavaフレームワークはSpringです。
SpringのAPIは、本当に沢山ありますが、
EclipseにもSpringの基本APIが入っています。
中でもSpring Bootは、Tomcatを内包していて、
Tomcatの連携や設定が不要になります。楽です(笑)。
ここで作っていきましょう。
Springプロジェクトを作る
SpringのWebアプリのプロジェクトを作ります。
Eclipseの[ファイル]→[新規]→[Springスターター・プロジェクト]。
名前を[demo]として、Javaバージョンも確認し、 [次へ]。
[Web]→[Spring Web]を選択し、完了。
Eclipse上に[demo]プロジェクトが出来ましたね。
pom.xmlが設定ファイルになります。
※pom.xmlで、赤い×のエラーが出た場合は・・・
pom.xmlを、以下のように書き換えてみてください。
<!-- 書き換え前 -->
<properties>
<java.version>1.8</java.version>
</properties>
<!-- 書き換え後 -->
<properties>
<java.version>1.8</java.version>
<maven-jar-plugin.version>3.1.1</maven-jar-plugin.version>
</properties>
対処した後、project名を選択し、
右クリック⇒Maven(M)⇒プロジェクトの更新(U)で、エラーが消えます。
Webアクセスとコントローラー
従来だと、ここでTomcat関連の設定が必要です。
しかし、Spring Bootでは、いきなり、
コントローラー(Controller)と言われるソースを書けばOK。
コントローラーのイメージは以下です。
SpringのDispatcherが全リクエストを受け取って、
コントローラーに処理を振り分けています。
こんな感じで、Webアクセスが成立しますので、
このイメージもって、ソースを書いていきましょう。
コントローラー(HelloController)の作成
コントローラー(HelloController)の作成を作っていきます。
[com.example.demo]右クリック→[新規]→[クラス]。
名前にHelloControllerを入れて完了。
HelloController.javaが出来ましたね。
まだ中身はないです。
コントローラー(HelloController)の実装
コントローラー(HelloController)のソースを入れましょう。
以下のソースをコピーして、
package com.example.demo;
import org.springframework.stereotype.Controller;
import org.springframework.web.bind.annotation.RequestMapping;
@Controller
public class HelloController {
@RequestMapping(value="/hello")
private String hello(){
return "/index.html";
}
}
名前にHelloController.javaに、全上書きペースト。
ペーストしたら、保存(Ctrl+S)します。
ソース解説
@Controller
コントローラーの宣言です(Springがコントローラーと認識します)。
@RequestMapping
URLとマッピングします(URLが"/hello"になります)。
String hello()
hello()は何でもいいですが、Stringを返却するメソッドになります。
このStringが表示するページ(index.html)になります。
表示するページの作成
表示するページ(index.html)を作成します。
[rc/main/resources/static]右クリック→[新規]→[ファイル]。
index.htmlを入れて完了。
index.htmlが出来ているので、
[HelloWorld!]を入力しましょう。
入力したら保存(Ctrl+S)です。
動作確認
では、動作確認してみましょう。
まずはサーバーの起動です。
Bootダッシュボードのdemo右クリック→[(再)起動]。
Springに内包しているTomcatを使います。
Bootダッシュボードがない場合は・・・
Eclipseの[ウィンドウ]→[ビューの表示]→[その他]で表示させます。
Spring Bootが起動します。
ブラウザから、以下にアクセスしてみましょう。
http://localhost:8080/hello
表示されましたね。
マッピングの"/hello"
も確認しておきましょう。
確認できたら、サーバーは停止です。
サーバーは停止しておいたほうが無難です。
※余談・・・
例えば、ポート番号8081を変更したい場合は、
src/main/resources/application.propertiesに、
server.port=8081として、再起動します。
ポート番号を変更したい時は、ここで設定します。
Copyright(c) 2005-2022 SearchMan Sato . All Rights Reserved.
特定商取引に基づく表示